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「什器職人を名乗る男」

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みなさんご無沙汰しております、深澤です。
「愛あるブランディングを語る店」PAL’S Bar今月も開店です。

お店には表立って活躍するカッコイイ業界人は集まらないのですが、日々、
夜を徹してお客様の為に活躍される汗と涙の似合う小売関係を私のお店に招
いて、一杯やりながらお仕事についてブ熱ーーーいお話を伺い、ちょっとだ
け皆さんにその内容をお届けするという趣向のメールマガジンです。

もし50回続いたら、リアルに何所かに PAL’S Barを作る野望もありますの
で是非、職場内、お友達、親類縁者にご紹介頂き、ブログ全盛期の世の中で
ひっそりと続けていけるようにしたいと思いますので、宜しくお願い致しま
す。では、時間ですので、そろそろ開店します。

GUEST NO.5 「什器職人を名乗る男」

バタンッ(ドアの開く音)
「いらっしゃいませ。」(私、以下Fで)
「こんばんは、深澤さんご無沙汰です。」(以下H)
「どうも、いらっしゃいHさん。」

<ゲストの紹介>
Hさんは、店舗内で利用される什器デザインを手掛ける、自称職人さんです。

F:「いやーいらっしゃいませ、いつも本当にありがとうございます。今日
  はオゴリますので、ごゆっくり。」

H:「いやぁーどうもご馳走様。」

F:「何しまひょ?」
H:「じゃー!!ヒューガルテンで。」
F:「了解しました。オッ!!タイムリーですね。」

H:「先日、深澤君が輸入ビールの展開提案を作っている時に、相談に乗り
  ましたからね。その恩を思い出させようとしてるだけですよ。でもベル
  ギービールは深いよね。僕もその後気になって色々調べたけれど、ビー
  ルごとに飲み方やグラス、そして飲む相手まで選んじゃうくらいこだわ
  りがあるなんて知らなかったから、今ちょっとハマリハジメてるよ。」

F:「そうですか・・・僕もベルギービール、あの後、結構飲んでますよ。
  でも飲む量を考えると、お値段的にボクの守備範囲を・・・超えてしま
  いますね。」

F:「さて、Hさんの仕事内容をお聞かせください。」
H:「まぁ~深澤君に、話すのもなんだけど、深澤君同様に静岡に拠点をお
  いて、WOOD素材をメインに什器・家具の作製をしています。」

F:「静岡って、一般的に知られているかどうか別として、木工の職人さん
  の街ですよね。」

H:「そうだね。世界のTAMIYAがある位の街だからね。昔から家具、
  雛具、仏壇なんかの製作が盛んで、今でも二輪車、楽器、プラモデルな
  んていう男の趣味に関する生産シェアは全国TOPだからね。こだわり
  の強い人が凄く多くいる県だと思うよ。」 

F:「あっ、それ分かりますよ!!製作の面で言うと本当に静岡のレベル高
  いですもんね。やっぱり、それって歴史的な背景があるんですね。」
H:「そうだね。」

F:「話は変わりますが、Hさんのこだわりって何ですか?」

H:「こだわりというと、大袈裟かもしれないけど、とにかく長く飽きずに
  使えるものを作りたいね。」
  「今、什器なんかも中国で、本当に安いモンが出来上がってきているけ
  ど、もっと長い目で見て、メンテナンスが直ぐに出来て、長く使ってい
  く間に風合いや色、そして手触りが変化していく、そんな育てられる什
  器を売場でも使って欲しいと思います。」

F:「そうですよね。確かに経費の面で考えると、中国で什器を作るという
  のも、僕の立場から言えば仕方のない面もあるのですが、今後店舗の展
  開幅が狭く、小さくなっていく傾向になっていくならば、本当にHさん
  が作るこだわりの世界に一つしかない什器を利用して欲しいと思います
  ね。最後になりますが、HさんにとってのVMDというかお店ってなん
  ですか?」

H:「うーーーん、コンビニって便利じゃない?でも、全てのお店がコンビ
  ニエンスである必要は無いと思うんだよね。でも、皆、なんでも出来る
  お店というか、自分のお店の存在理由が語れないでしょ。なんでも出来
  るお店ばかりで、何が出来るのかハッキリしたお店が少ないの・・・・」

F:「そうですね。」
H:「深澤君がお客様に最初に行うコンセプトワークって、まずその辺りを
  明確にする作業でしょ?」
F:「そうですね。」
H:「その部分が薄っぺらのお店が多いから、皆、何でも置ける什器、便利
  な什器、簡単な什器になってしまって同じような店舗や什器が生まれる
  のね。だからお客さんもお店に飽きちゃうのが早いんじゃないかな?」

F:「分かります。」
  
H:「僕らみたいな職人は、そんな便利さとは対極にある部分の大切さを訴
  えていきたいね。」
F:「熱いですね。」
H:「深澤君だって、やってることでしょ。」
F:「・・・・・ハイ・・・・・」

H:「VMDは大切。什器も勿論ね。でも商品はそこで暮らし、そしてお客
  様に出会っていくわけだから、商品の暮らし方というか、商品の生かし
  方を、もっとVMDで考えて欲しいと思うなぁ。」 

F:「そうですよね。商品が暮らし、生きるって分かりますよ。でも早く嫁
  に行って欲しいですけどね。」
H:「はははぁ人間と一緒でさぁ、自分がカワイイ子ほど、残っちゃたりし
  て・・・・」

F:「Hさん、今後共に宜しくお願いしますね。」
H:「じゃー仕事頂戴ね。」
F:「イエッ、こっちこそ下さい。」
H:「・・・・・呑みますか・・・・・」

今月もまた熱い魂を持ったお客様に来店していただきました。Hさんは什器
製作だけでなく、店舗のコンセプトプランからしっかり入り込んだ什器を作
製してくれます。私も何かあると相談に乗っていただける大切なパートナー
の一人です。

今後も、沢山のお客様にPAL’S Bar来店頂き、VMDやお店について熱く語っ
て頂こうと思いますので今後とも宜しくお願い致します。

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