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『宇宙人のサーカスの絵をオフィスの壁に掲げた社長』

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みなさんご無沙汰しております、深澤です。久々にPAL’S Barを開店させて
いただきます。

今日も小売の最前線でお仕事をされている方を迎えて、お客様に商品を購入
していただくことの楽しさや、難しさについて熱く語っていこうと思ってお
りますので、閉店まで是非お付き合いくださいね。


GUEST No.13 
 『宇宙人のサーカスの絵をオフィスの壁に掲げた社長』

バタンッ(ドアの開く音)
「いらっしゃいませ」(私、以下Fで)
「こんばんは、深澤さん。」(以下M)
「どうも、いらっしゃいませM社長」

ゲストの紹介 
Mさんは某宝飾ブランドの社長さんで、私は半年ぐらい前からMさんの会社
のリブランディングのお手伝いをさせていただいています。

F:いやーいらっしゃいませ、いつも本当にお世話になっております。
M:こちらこそ。

F:何をお飲みになりますか?
M:ウーロン茶で結構ですよ。
F:お酒は飲まれないんですか?
M:レースが近いので、ちょっと控えています。
F:ヨットですか?
M:そうです。下田でレースがあるので今日は控えておきます。
F:了解しました。
※ 海外にまでレース参戦に出かけるほどのヨット好きなM社長です。

F:社長は数年前まで某航空会社にお勤めになっていらっしゃいましたが、
  小売業、そして、この宝飾業界に移られてきて如何ですか?何か理想と
  現実とでも言いましょうか、業界が変わったことで驚かれたことなどは
  ありましたか?
M:以前にも話したけど、うちには80歳代の販売スタッフもいるからね。。。
  それは正直驚いたね(爆笑)
F:それはホントにギネスに申請すべきですよ。

M:冗談はさておき、深澤君と一緒に仕事をして、やっぱり、当たり前だと
  思えることが、まだまだ出来ていない業界でもあるよね。それはファッ
  ションの中でも僕らの業界は成熟していないんだということを実感する
  ね。だから最近は、俺でもコンサルタントが出来るんじゃないかと思う
  こともあるよ。
F:ウッ・・・・・そうですか・・・・
M:イヤッ、それはね、当たり前のことを行う難しさと、お客様視点での考
  える、そして行動に移すことが、いかに組織になればなるほど、大変な
  ことなんだと言うことを実感することでもあるよね。
F:なるほど。

M:あと、深澤君がやってくれることを、80%くらいは予測やイメージが
  出来て納得できるんだけど、残りの20%くらいは、まだまだ落ちない
  んだよね。
F:・・・・そうなんですね・・・・

M:これも悪い意味じゃなくてね、この20%の部分が凄くお客様にとって
  も重要なコトなんだと感じてるんだよね。だから、この20%の部分は
  僕らにとってはチャレンジの部分だね。
F:そうですか、それは私も更に頑張って力を入れるべきパートですね。
M:そうですよ。新ブランドにしても、この20%が鍵を握っていると思っ
  てるからね。
F:かしこまりました。

F:それよりも、社長、あの社内に飾られた変なサーカスの絵は何ですか?
M:あれはね、うちのスタッフに書かせた「宇宙人の大サーカスの絵」なん
  だよ。
F:宇宙人のサーカスですか?
M:そう。宇宙人の大サーカスの絵。
F:なんですか?それは?

M:うちの営業スタッフにね、聞いたのよ「どんな商品があればもっと売り
  上げを伸ばせる?」って。そうしたら、「安くてよい商品があればもっ
  と売れます」って言ったの。それって、何にも考えていないサーカスの
  興行主に「人を集めるにはどうしたらいいか?」って聞いたときに返っ
  てくる答えと一緒だと思わない?
F:そうですね。

M:全く考えていないから、そんな分かり切ったことだけど、最も非現実的
  な答えが出てくるんだと思うんだよね。営業としてはありえない答えだ
  と思うんだ。
F:なるほど。
M:日ごろからお客様のバイイングポイントを見てる人なら、そんな答えは
  絶対に出ないと思うし。そもそも、僕らはお客様が必要だと思っていた
  だける商品を開発し提供することが仕事だと思っているからね。先の発
  言はありえないよね。

F:そうですね。優秀な販売スタッフや営業の方は、幾ら売りたいからこん
  な商品が必要なんだと言うことを、かなり具体的に話しますからね。
M:そうでしょ。お客さんのバイイングポイントをしっかり見ていれば、絶
  対に答えられるはずなんだよね。だから「君は何にも考えてないね」って
  いう戒めを込めて、あの絵をうちの会社のデザイナーに描かせて貼った
  のよ。
F:そうだったんですね。でも優秀という意味では、もし、サルティンバン
  コやコルテオなんかをプロデュースしている方に、宇宙人のサーカスを
  公演して欲しいと頼んだら、恐らく、どんな内容なのかイメージ出来る
  んでしょうね。
M:そうだね。イメージ出来るだろうね。お客さまにとっての感動や楽しさ
  が、どんなポイントで作られていて、どこで違いを出せるのか?これを
  イメージ出来る人が、これからどの業界に行っても必要とされる人だと
  実感していますよ。
F:本当にそうですね。

M:あっそろそろ俺帰るから。
F:えっまだいいじゃないですか?
M:明日早いから!!!ではご馳走様。
  新ブランドの用材とか、早めに決めてね。じゃーーー
F:ありがとうございました。


この業界での経験や実績が無い分、非常に高い理想を持ちつつも、今の実力
や不足している部分を見極め、とにかく毎日少しずつでも変革して行こうと
考えるM社長。僕自身も、気づかなかったような「当たり前になってしまっ
た常識的には不思議なこと」に気づき、自ら変革される姿は、一緒にお仕事
をさせていただいていても非常に刺激的です。

今、なんとなく停滞感を感じている業界には、こんな社長がきっと必要なん
だと感じさせられます。この秋には新ブランドを立ち上げ、必要だと思える
ことを全てやってみると、お話しされていました。私も出来るだけ成果の上
がるお手伝いをさせていただこうと考えております。

では皆さん、また来月。

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