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2015年5月

伝説のVMDメルマガ  念願の中国進出を果たしたスタッフ研修アドバイザーCさんを迎えて

今日も小売の最前線でお仕事をされている方を迎えて、お客様に商品を購
入していただくことの楽しさや、難しさについて熱く語っていこうと思っ
ておりますので、閉店まで是非お付き合いくださいね。


GUEST No.27
『念願の中国進出を果たしたスタッフ研修アドバイザーCさん』

バタンッ(ドアの開く音)
「いらっしゃいませ」(私、以下F)
「どうもこんばんは。」(以下C)


ゲストの紹介:
十数年来の飲み仲間であり、Cさんが某大手アパレルの販売スタッフ教育
担当者時代からスタッフの教育について熱く語り合った仲間です。現在は
フリーの接客指導アドバイザーとして相変わらず全国を駆け回っています。


F:いらっしゃいませ。今日は久々にお話をお聞かせください。
C:ご無沙汰でした!!メール等では連絡は取り合ってますが、お会いする
のは何年ぶりですか?5年くらい?
F:そうですね。偶然に某新宿の百貨店でお会いした以来ですね。最近も
お忙しいのですか?
C:そうですね。マイペースでお仕事をさせていただいていますが、昨年
は結構忙しかったですね。
F:素晴らしいですね。しかしお互いに年取りましたね……
C:仕事の話ですよね、今日は?
F:申し訳ございません。

C:そう言えば、私も昨年、念願叶って中国デビューしたんですよ。昨年
の11月からですが中国国内で300店舗ほど展開しているレディースブ
ランドで、接客指導やマニュアル作りをお手伝いしています。
F:そうなんですか??如何ですか中国は?
C:うーーーーん、一言で言うのは難しいけど、清潔感の概念があまりに
違いすぎ…かな。
F:と言いますと…

C:接客というか、お客様に対しての全てにおいて清潔感というのは、本
当に必要不可欠。まずは何が出来なくても清潔感が無いと駄目。この概念
が全く通じないので、実際の現場レベルの指導に苦労してます。
F:Cさんでも苦労してますか?中国も、だいぶ変わって来ていますが、
今の日本の清潔感と、中国のそれではあまりに開きが大きいで
しょうね……。以前、中国のスタッフにお風呂にどのくらいのペースで入
っているか聞いたコトがあるんですが、ちょっと地方に行けば、一ヶ月に
一回入るか入らないか程度らしいですよ。

C:それって個人差あるでしょ?
F:イエッ。一般レベルだと思いますよ。
C:本当に??
F:本当です。無味無臭、洗濯物の柔軟剤の匂いにまで拘る日本人がむし
ろ異常かも?と思えてしまうくらいにその違いは大きいですよ。僕も、前
回中国に行った時に、今更ですが海外ブランドとローカルブランドのウイ
ンドウの汚さの違いに愕然としました。海外ブランドはウインドウの清掃
専門の人間を雇って、もうずっと清掃させてますから綺麗なんです。しか
し、ローカルブランドはもう新規開店の時から汚い。正確には店舗を施工
業者から引き渡された瞬間から汚いですから、ずーっと汚れが蓄積されて
いき、もうとにかく汚いままの状態ですよ。

C:やっぱりそうなんですね。私がお手伝いさせていただいてるブランド
はそこまでではありませんが、確かに汚いです。あと、やっぱりホスピタ
リティーが無いよね。この部分は色んな例を使って教えてるけど、講義を
受けるスタッフ自体がサービスを体感出来る店舗やレストラン、ホテルに
行って良いサービスを体感したコトが無いから、凄く伝えるのが難しい。
F:そうかもしれませんね。VMDだと、かなりレベルの高いブランドも
登場してますし、韓国ブランドの影響を中国のアパレルは強く受けていま
すからVMDや店舗のハード面に関しては凄く成長してますよ。

C:そうですよね。基本的にお金で直ぐに買えないのが経験値だからね。
VMDの方がこのあたりは受け入れやすいでしょうね。
F:なんか「VMDは金で買える」みたいに聞こえましたが…まぁでも接
客はまだ時間が掛かるかもしれませんね。ただ、香港や韓国のコンサル会
社やローカルの会社まで、かなり接客等の教育研修を売り込んでくる企業
が増えていますし、海外の服飾系の学校やサービス学校に通う中国人が爆
発的に増えているらしいのであと3年でだいぶ変わるんじゃないでしょう
か?

C:そうですか。私自身も中国には興味が合って、しかも深澤君に中国で
は先を越された感があるので、何とか今後もクライアントを見つけてがん
ばろうと思っているんですよ。また、よい情報があったら教えてください
ね。
F:了解しました。でも正直Cさんとは一緒のクライアントを作りたくな
いですね~~。
C:何で??
F:たまに鬼気迫るくらい熱心な指導をされていますから、比べられると
僕が凄くお客さんを甘やかせているように感じさせてしまうように見える
んですよ。
C:人を鬼のように言わないでください。
F:申し訳ありません。ですが現役時代、接客の鬼って言われてましたよ
ね?
C:接客の鬼ではありません。売上げの鬼です(笑)

F:今日はありがとうございました。また、次回は中国でお会いしましょ
う。
C:ありがとうございます。本当によろしくお願いします。


久々にお会いしたCさんですが、本分を見ると中国での仕事に悩んでいる
ように聞こえてしまうのですが、その表情は自信と期待に溢れているよう
に見えました。彼女の凄いところは、厳しい指導なんですが最終的に彼女
の指導を受けた人たちは必ず、接客が好きになるというところですね。テ
クニックやスキルを教えることも非常に大切なんですが、この接客という
仕事を【好き】にさせてしまうというのが、一番の彼女の指導成果だと思
います。

この好きにさせてしまう、能力と言うのは指導者として活動していく上で
最も重要な能力の一つであると、彼女を見るたび感じます。今後、中国で
の活躍を期待しております。

ではでは。

伝説のVMDメルマガ モデル事務所美人社長 Mさんを迎えて

今日も小売の最前線でお仕事をされている方を迎えて、お客様に商品を購
入していただくことの楽しさや、難しさについて熱く語っていこうと思っ
ておりますので、閉店まで是非お付き合いくださいね。


GUEST No.26
『モデル事務所美人社長 Mさん』

バタンッ(ドアの開く音)
「いらっしゃいませ」(私、以下Fで)
「どうもこんばんは。」(以下M)
「いらっしゃいませ」

ゲストの紹介:
Mさんは私がネット通販会社にVMDの考えを導入する際に、モデルを紹
介いただいたのがきっかけでお仕事をご一緒させていただいている、出来
る女性というイメージの事務所社長です。
ご自身も若い頃に(怒られます)モデルのお仕事をされており、少数なが
ら非常にクオリティーの高いタレントを確実に紹介頂けるパートナーです。

F:こんばんは、Mさんいらっしゃいませ。
  先日は急なお願いでしたが、聞き入れてくださりありがとうございま
  した。今日はご馳走しますので色々とお話をお聞かせください。
M:ハイ お招きありがとうございます。ご期待に応えれるかどうか分か
  りませんがよろしくお願い致します。

F:では、何を御飲みになられますか?
M:カシスウーロンをいただけますか?
F:かしこまりました。コレッて美味しいんですか?
M:美味しいかって聞かれると、答えに困りますが、最近好きな味なんで
  す。
F:ではお付き合いさせていただきます。
  あの~今日はモデルさんというか、モデル事務所の話をお聞かせいた
  だきたいんですがよろしいですか?
M:ハイ 私でお答えできる範囲なら。

F:私の仕事はモデルさんというよりも、マネキンに服を着せる方が多い
  ので、あまりモデルさんという華やかな世界とは全く繋がりが無く、
  店頭プロモーションを基点に、全体の販促のディレクションを考えさ
  せいただくようになりました。本当に最近、コチラの世界のことも知
  るようになってきたんですが、実際今モデル市場ってどんな感じなん
  ですか?
M:難しい質問ですね…。まぁただ、うちの事務所はショーモデルからス
  チールモデル、そしてタレントに近い活動までをやってくれる子達が
  多いので。なんとか仕事自体はありますが、雑誌も売上げが低下して
  いますし、ファッションショーの形態も変わってきています。また読
  者モデルと言われるタレントの卵的な子達も増えてきていますので、
  業界的には厳しいでしょうね。
  また、単純にアパレルをみても、背が高くて美しい女性というだけで
  ない部分を求められてきていますので、モデルも本当に一流のショー
  モデルになるか?もしくは、タレント化していかないと、純粋なモデ
  ルの仕事だけでやっていくのは難しい状況にあると思います。

F:そうですか…私、最初にモデルのオーディションに参加したときに、
  その時は外国人モデルだけだったんですが、大きなバンに凄く沢山の
  外国人モデルが乗っていて、次から次へと事務所ごとにモデルさんた
  ちが入れ替わり立ち代り、バンで会場に乗り付けてオーディションに
  参加し、また次のオーディションに向かっていく現場に立ち会ったん
  ですが、その時言葉は悪いですが「人身売買や~これは…」と思いま
  したね。
M:酷い言い方ですね。まぁでも海外コレクションの谷間か、東京コレク
  ションのオーディション時期だったんでしょうね、その時は。
  海外の一流モデルがゴッソリ東京に出稼ぎに来る時期があるんですよ。
  その時は、もう東京に居る間に出来るだけ仕事を取りたいですから、
  事務所も本人も必死ですよ。
  でも、どうでした?オーディション、面白かったでしょ?

F:普段、マネキンばっかり見てますからね、目が合って微笑まれたりす
  ると、ドキッとしますね。あと、本当にラフな格好でオーディション
  に来るじゃないですか海外のモデルの方って、だからコンポジット見
  てると、その凄い変身振りにビックリしますね。
M:そうですか、でも、女の私でも女の子にドキッとする子いますからね。
F:そうですよね。僕は誰見てもドキッとしますよ。やっぱり慣れないで
  すよね。
M:それは、なんか下心的な物があるからです!!

F:そうですかね…
  じゃー話を変えますが、人気のあるモデルさんと、そうでないモデル
  さんているじゃないですか?例えば僕らがコンポジットだけ見ている
  と、どちらも同じくらい美しいのに金額を見ると倍以上違う。この大
  きな原因は何ですか?単純な人気や露出量ですか?
M:勿論、人気や露出量は金額の大きな要因の一つです。
  使っていただくモデルを変えただけで商品の売上げが変わるのは事実
  ですから。ただ、顔がキレイでもオーラのある子と、そうでない子が
  いますからね。オーラのある子は、やっぱり違いますよ。事実、撮影
  時間も短いですからクライアントのイメージ、もしくはそれ以上のイ
  メージに持っていくのにあまり撮影の時間を要さないんです。

F:なるほど。以前、通販の撮影の際に、複数のモデルを一緒に並べて撮
  るカットが欲しかったのですが、金額の高い子はどのカットも凄く安
  定した表情なんですがそうでない子は、表情が安定しないんで、カッ
  ト数が増えてしまう。時間も掛かるし、正直「この子の表情さえ良け
  れば。。。」的なカット数が凄く多くなってしまいましたね。
M:やっぱり、そんなことがコトがありましたか。そう言えば、深澤さん
  てスタイリスト的なことはやらないんですか?
  モデルの撮影の時もカット割とか商品とか明確に考えてくるなら、そ
  ういう仕事も出来るんじゃないですか?
F:あっ、それは絶対に無理ですね。基本僕は商品目線ですし、トルソー
  マネキン専門ですから。そこに生身の表情が加わったら、多分そっち
  に合わせて考えるので、上手く出来ないと思います。
  あとMさんやカメラマンさんみたいにモデルの方々の統制が取れない
  ですもん。絶対にむりですね。

M:ふーーーん。外から見ていると同じようにも思えるんだけど、違うん
  だね。

F:では最後になりますが、今後の目標などを伺ってもよろしいですか?
M:目標は無いんですが、10年後も変わらずにクライアントの要望に応
  えられるモデルたちをラインナップすること、今いる子達にもステッ
  プアップの道を付けれるようになっていきたいですね。
  例えば、10年後にはモデル事務所なんていう形態が無くなってしま
  うかもしれませんが、その時に最後まで残っている事務所になりたい
  です。

F:あっ、その感覚凄くわかります。僕もVMDのサポートを仕事にして
  いますが、勿論変わり続けていく中で、最後まで必要とされる人間で
  いたいと思います。
  それって頑固に変わらないで続けていくって言うことじゃないんです
  よね。
M:勿論です。お客様のニーズに合わせてモデル事務所の仕事も変わり続
  けていくと思うのですが、お客様が「欲しい」や、「憧れ」の対象と
  なれるサンプルになれる人材を擁するって言う意味では変わらないっ
  てことですね。
  例えばそれが実在じゃなくて、バーチャルのモデルを擁するなんてこ
  ともあるかもです。

F:面白いですね。そしてその考え方って良いですね。僕もVMDの中で
  そうなりたいです。
M:私はVMDって言うことをあまり理解していないから、どう言ってい
  いかわからないけど、深澤君は、今、もういろんなことやってるもん
  ね。
F:それって褒め言葉として受け取っていいですか?
M:勿論です。

F:今日はありがとうございました。
M:こちらこそ、ありがとうございます。


一見、出来る女社長としてサバサバしているように見えるMさんですが、
現場でモデルの女性たちを指導やサポートしている姿を見る度に、仕事に
対する熱い情熱を感じることが出来る方々の中のお一人です。

私は、一見華やかに見える世界というのが苦手というか、裏方・後方作業
員として活動していますので、なんだか、表舞台に出ている方々とは距離
感じてしまい苦手意識があるのですが、やはり商品の価値を考えたり、お
客様への提供価値を伝えるという、僕らの本質的な存在理由をしっかりと
考えてくれている方々とは、そんな距離を感じることなく一緒に価値を伝
えていこうという気持ちになります。

M社長にも言われたのですが、この凄く内弁慶な性格も2011年は、矯
正していかなくてはとも考えております。
ではでは、また来月もPAL’S Barでお会いしましょう。
今年もよろしくお願い致します。

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