深澤流VMD用語 MDPとVMDの違いとは? | 深澤企画コンサルティングオフィス

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深澤流VMD用語 MDPとVMDの違いとは?

今回はMDP(マーチャンダイジングプロモーション)MP(マーチャンダイジングプレゼンテーション)と

VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)の違いについて語ってみます。

MDPとVMDは非常に良く似ていて同義語のように使われていますが、

私の中ではハッキリ区別して考えています。

VMDもMDPも基本的には『見やすく、買いやすい、売場作り』の意味ですが、

売場つくりの考え方として「ブランドやお店の持つ世界観を確立し、その中で統一感を持ってMDを演出する」なのか、

それとも「店舗や各ゾーンやコーナーの中でMDや商品を各特性に合わせて際立たせるための演出方法」なのか?

これによってVMDとMDPは明確に区別することができます。

勿論VMDは前者で、店の世界観を表現するために店舗内での統一感を持って商品やMDを演出するものです。

それに対してMDPはMDや商品を中心に売場内にて

それぞれの特性を活かした販促物・演出物を用いて売場を構築し買い上げ率を高める手法です。

MDPはVMDの一部であるという考えも正しいのです。

◆VMDとMDPの実施例

私は一度、ある専門店の仕事をさせて頂いた際に、店内に貼られたメーカーPOPや販促物を全て撤去し、

売り場独自の世界観を出す演出(VMD)に強くこだわった提案を

都市部も地方都市部も含めて全ての店舗でしまったために、

一時的にお客様の買い上げ率を下げてしまったことがありました。

*大反省案件です⤵️

その後、すぐに売上を回復させる為に、数値情報や来店調査を実施していくと

都市部では店舗独自の世界観を重視した演出が受け入れられ

地方店舗では、メーカー単位でメーカからの販促物等を効果的に使った

MDP型の売場作りが、顧客に受け入れらていることが数値としても来店客の行動としても

データにて明確になってきました。

結果、この専門店で都心の売場では

売場の世界観を重視するVMD型の売り場作りを実施し

郊外店ではメーカー単位で売り場を作るMDP型の店作りを推し進めました。

コレによって順調に売り上げは伸び、最終的には良い結果に結びついたのですが、

この一件から、何処でも、何でも、誰でも店舗の世界を統一した売場作りが効果的であるとは思えなくなり、

VMDとMDPをしっかり区別するようになりました。

百貨店内にて各ブランドごとに什器や販促物・陳列方法を変えたMDP例

手芸店舗でのVMD施工例

ディズニーランドのように園内にある全てのモノ・コトがディズニーという世界観を表現する要素であるように、

自店の売場でも全てに統一感を持った演出を実施し、店舗・売場自体を明確に価値提案する決意のある方はVMDを取り入れるべきです。

しかし、地方の遊園地のように、既存の器の中で個々のアトラクションの凄さ・怖さを

もっとアピールし集客や買い上げ率に結び付けたい、

こんな店舗・売場運営の方法を望まれている方には絶対に各コーナーをMDP化していくことをお勧めします。

どちらが良い、悪いということではありませんから、ただ『見やすく、買いやすく・・・』の全てがVMDではありませんし

統一した世界観よりもゴチャゴチャとしているけど

その商品・そのコーナーの前に来ると商品の個性がわかりやすい

そんな売り場作りも正しいのです。

今、本当にVMDを売場運営に導入していきたいと考える方が増えていますから、

「VMDとMDPの違い」是非ご参考になさってみて下さい。

VMDの意味やVP・PP・IPに関しては

以下に詳しく解説しています。

→VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)

VP(ヴィジュアルプレゼンテーション)

PP(ポイントオブセールスプレゼンテーション)

IP (アイテムプレゼンテーション)

最後までありがとうございました。

ブログ内の写真は全て弊社の実績となります。

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深澤智浩

深澤 智浩

株式会社深澤企画 代表取締役

パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。