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買うという行為を数値に表す旅

先月 自動車選びについて投稿しましたが やっと購入しました。

かなり迷った というよりは車種は決まっていましたが 買う場所が決まらなかったというのが本音です。

車種はTOYOTAのランドクルザーの70系という車で もうすでに生産していない車です。

この時代の車にしては全くハイテクな機能もなく 何故こんなに・・・・?と思わせる車ですが 愛情を注いでいこうと思います。

それにしても車の購入というのは  私の人生の中でも最も高価な買物だったのですが

やはり買おうという気持ちになるのには,どんな安い物でも同じように

心理的条件と物理的条件の2つが ある一定の状態までに到達しなければ 決断できない物だと改めて感じました。

そこでちょっと この「買うッ!!」という行為の決断条件を数値にして表してみようかと 考えてみました。

まず最初に 買う気の決断を数値として出す為に 心とモノの2つの条件を

5段階の評価にして見ます。

心理条件(心)買う気なし(0点) 憶えておく(1点) 選びたい(2点) 欲しい(3点)  必要(4点)  絶対必要(5点)

物理条件(モノ)商品なし(0点) 要検討(1点)普通(2点)まぁ満足(3点)満足(4点)最高(5点)

この5段階評価を基準に買うという決断を数値として表すなら

心理条件(心)×物理条件(モノ)=10点以上が私の考えるお客様の購入決断指数だという結論に達しました。

(これ深澤流買う気の数式です)

この数式上で10点以上なら買う決断がなされるということです。

ちなみに 10点以上の数字は 買う決断のスピードに関係してきます。

どうですか皆さん?

例えば 上の公式から考えると 最高の商品(5点)でも買う気がなければ(0点) 購入には至らない。

心では選びたい(2点)と思っても最高の商品(5点)であれば10点で買ってしまう。

また 欲しい気持ち(3点)はあるが商品内容が普通(2点)では決定打にはならない(6点)。

必要だ(4点)と思うが 商品が普通すぎて(2点)面白みにかけ買う気を起こせない(8点)など

8点 9点台がでる二つの条件内容などは 特にうなずいて頂けるのではないかと思います。

私の場合 物理的条件である車は 車種が決まっていましたから4点だったのですが

どこのディーラーを見ても 売り場から伝わる心理的条件の評価が 普通(2点)を超えなかったんですね。

やっと決めたディーラーも正直 2.5点でした。皆さんもこんな経験ありませんか?

この買う気の数式に当てはめれば なんとなく 皆さんも買う気の分析が出来るかもしれませんね では では

深澤智浩

深澤 智浩

株式会社深澤企画 代表取締役

パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。