休日の売場チェック作業
現在サポートをしている海外のショップチェーンから
全店写真が届きました。
これが依頼して直ぐに集まってしまう状況を見ていくと
100店舗以上のショップが上手く運営できていると思える部分と
もう既に、海外の幾つかの国ではアフターコロナの日常なんだと、、、、、思える部分。
日本も早く、新しい日常を迎えたいところですね。
さて集まった写真を、展開コーナー別に分別
ここで集まった写真は、VMD的な良い悪いで見ることなく
基本、売上データのブレから見るべき店とコーナー
そしてアイテムを見ていく。
1店舗訳8枚程度
まだ全店舗は見ていませんが
地域別でまとめて行きながら
好調店舗・不調店舗の傾向を見つけていく
絞り込んでいく中で、テーマ・コーナーのフェイス量(商品やパッケージの見せ方・量)の違いや
好調なアイテムを使ったコーディネートに利用されているサイズの違いや
ハードウエアの使い方の違い等が見えてくる。
地道な作業ですが、100店舗の中に10%でも20%でも
改善できる機会が見つかると、改善後の売上は大きく変わってまいります。
また、好調店舗の売場作りの状況を見ていく中で
次のNEW SHOPの陳列機能や新しい店舗フォーマットの考え方が見つかります。
休日の午後の、ゆっくりと過ごしたくなるひと時ですが
こんな地道な作業が、売場の未来を支えています。
ではでは
深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。