
お疲れ様です、深澤です。
遅くなってしまいましたが、2026年4月のVMD・売場作りについて書いてみます。
2026年4月の売り場作りは、
カレンダーが火曜日スタートで、休日が少ない
天候が不安定で、記録的な早期猛暑が予想される(4月から30℃近くに)
新生活需要が一気に動き出す(入学、進級、入社、送別、挨拶など)
など、業態を問わず、売場づくりの「読み」がとても重要になる1ヶ月です.
しかし視点を変えると、「提案次第で単価も買上点数も伸ばしやすい、年間でも大きな山を作れる月」
でもあります。
今日は、この画像を例に、4月の店頭戦略で意識したいポイントを3つ、あらゆる小売業の皆さまに共通する視点でご紹介します.
① お客様の「生活が刷新される月」を、新しいギフトシーン提案で捉える
4月は季節の変わり目であると同時に、生活が刷新されるタイミングでもあります.
新生活準備(入学、進級、入社、入園)
卒業、入学、送別、挨拶、ギフト需要
環境の変化に伴う買い替え
お客様は「なんとなく見る」よりも、“必要だから探している”状態で来店する割合が増える月です.
どの業態であっても、
✔ 用途がすぐ伝わる提案(シーン提案PP)
✔ まとめ買いを後押しする構成(IPの連動陳列)
これらが非常に重要になります。
単品訴求だけでなく、「これとこれがあると便利」「これを揃えると新生活が整う」という“セット発想”を増やしていきましょう.
店頭だからこそ気づく新しい生活のアイデアを提供します.
② 「春(夏)らしさ」は気温ではなく“気分”で動く.早期猛暑予測を逆手に取る
2026年の最大のポイントは、4月から始まる猛暑です。
売場の主役は、春物ではなく『どこよりも早く、多い夏先取り商品』となります.
しかし、単なる機能(UV・冷感)の訴求は一周しており、既視感があります。
そこで、3月の記事にもある通り、「春(夏)らしさ」を気温ではなく“気分”で捉える視点が重要になります.
売場では、
VMDの役割: 気温の上昇に合わせて「冷やし商材+ガラス器(心の涼)」のスタイリング・シーン提案(PP)や、圧倒的なボリューム演出(IP)で「何枚も欲しくなる」ように見せるのか?気温対応に対して、柔軟に売場(VP・PP・IP)を変化させます。
接客の役割: VMDで興味を持たれたお客様に対し、機能性の解説だけでなく、生活シーンの提案を行う.
食品なら「夏フレーバー+ガラス器」、雑貨なら「冷感雑貨+夏向けスイーツ」、衣料なら「Tシャツ+プラスワン」のように、それぞれの業態の視点から「心の涼」をアプローチします.
売場(見せ方)とスタッフ(伝え方)が同じ方向を向くことで、初めてセット率は向上します。
③ 単価を上げやすい「まとめ提案の月」.平日夜のセット提案でセット率を死守する
4月は単品購入よりも「ついで買い」「一緒に揃える買い物」が増える月です.
新生活・環境変化のタイミングだからこそ、お客様の頭の中には「まとめて整えたい」という意識があります。
休日が少ない2026年4月、週末の爆発力だけに頼るのは危険です.平日の仕事終わりのお客様をいかに取り込めるかが、月間の売上を大きく左右します。
18時以降のVP・PP: ON(仕事)からOFF(リラックス・週末)への切り替えをイメージさせる、夏先取り商品や、疲れを癒やすリラックス雑貨、時短キッチン雑貨の提案.
パッと見て分かる利便性: 「今すぐ使える」「明日使える」といったメッセージをPOPやディスプレイで伝える。
関連商品の近接配置や、セットをイメージさせるPOPが効果を発揮します.
4月は、客数だけでなく“客単価”を伸ばしにいく月という意識を持つことが重要です.
2026年4月は、カレンダーの厳しさや早期猛暑という課題と、生活刷新や来店客増という商機が混在する月です。
気温に振り回される月ではありますが、
視点を変えれば4月は、
✔ 生活が動く
✔ 気分が春(夏)に向かう
✔ まとめ買いが増える
という、売場にとって大きなチャンスの月でもあります.
ぜひ、「季節」だけでなく「お客様の生活変化」に寄り添った売場づくり
を意識してみてください.
すごく当たり前の取り組み内容ですが、あらゆる小売業の皆さまに共通する「店頭の力」を活かし、4月の売場を刷新してみてください.
皆さまの参考になれば幸いです.
ではでは
その他、VMDの意味やVP・PP・IPに関しては以下に詳しく解説しています。
最後までありがとうございました。
ブログ内の写真は全て弊社の実績となります。
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深澤 智浩
株式会社深澤企画 代表取締役
パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。






