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VMD用語について語る 深澤売場のPOPについて2

皆さん こんにちは 深澤です。前回の投稿に引き続き今回もPOPについて熱く語ってみますね。

今回は私の考案で成功している POPの例など ご紹介してみます。

最近 書籍のヒットなどから手書きのPOPが見直され

売手の一言やパーソナルなメッセージの重要度が増し

お客様の商品購入に対しての判断基準にかなり役立っているという話が出ていますね。

前回の基本編でも最後にお話したのですが POPとは売場での第2の販売員と言われています。

ありきたりのセールストークに対してお客様も関心を示さず

伝わらなくなってきている証拠だと思いませんか。

いずれにしてもお客様のパーソナルな部分を満たしてくれる力が求められていると言えますね。

さて、だからと言って商品一つ一つに 心にグッとくるようなコメントを記すのは

手間も掛かりますし 非常に難しいことだと思います。

では、どうすれば?

深澤流で語ってみます。

はじめに 自店独自の評価基準を定め 商品に対する評価方法を明確に表現する手段としてPOPを利用することが重要です。

深澤流では 自店独自の評価基準 例えば生鮮品なら

「甘み 酸味 鮮度 価格 トータルのお勧め度」など それぞれの評価を5段階に設定し

5角形のグラフで分かりやすくお客様に御紹介したり

更には、お客様への試食アンケート結果をPOPに同じく

5角形のグラフで記してアピールしたりしています。

店頭に並べられた「安い」「旨い」「美しい」「お洒落」「簡単」と言った セールストークには

「買おう 試そう」と言う衝動を起こす力が年々 薄くなってきていますから、

「私たちにとって この商品は このような基準からみても お勧めできる商品なんです。」

こんな売り手の意思と商品に対する評価の基準の明確さが他店との違いを確立するブランディングにも繋がって行くのではないでしょうか。

自店での評価基準を定めることは

安心して提供できる商品を扱うことに対しての危機感を持つことにもなります。

また 評価基準の表現方法を統一することでお客様も見やすく選びやすくなり

社内においても売場と商品に対する競争意識が芽生える例も少なくありません。

是非 チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また 皆さんの売場のPOPへの取り組みも是非ご紹介くださいね

ではでは

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深澤智浩

深澤 智浩

株式会社深澤企画 代表取締役

パリをはじめとする海外の店舗や、国内のSM/GMSでのあらゆる店舗・売場の店舗デザイン・店頭戦略を学び、独立。現在は、小売業からの依頼に加え、メーカーからの販促提案・ショールーム展開の相談など様々な業種・業態の店頭戦略(SP・VMD・設計・店頭ブランディング)を、年間100件以上行っている。近年では、ショッピングモールやチェーンストアからの依頼も多くなっている。また、「商業界」の教育講座、デザイン専門学校、企業研修でも指導にあたり、人材育成にも注力している。